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色道諸分難波鉦: 遊女評判記 (岩波文庫 黄 262-1) 文庫 – 1991/10/16

3.7 5つ星のうち3.7 9個の評価

難波の鉦(どら)息子が親の目を盗んで遊里へ出かけ,馴染みの遊女に「遊び」の指南を受ける.遊女達は客の問に応じて,遊里での作法から客と遊女の心理的駆引まで,その手練手管をつぶさに語る.大坂新町を舞台にした「遊女評判記」の白眉と称すべきこの作品は,西鶴等の浮世草子や洒落本の先駆で,江戸初期俗語研究の貴重な文献.
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1991/10/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1991/10/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 273ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003026217
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003026212
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 9個の評価

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酉水庵 無底居士
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「色道諸分-難波鉦-遊女評判記」(岩波文庫)は一生軒不埒という筆名で書かれ、延宝8年(1680年)に刊行された大阪新町の廓の遊女の心情や廓遊びの心得についての聞き語りの書である。
この書には170人の当時売れっ子の花魁が登場し,遊郭の風習、遊び方,客として何が,遊女へのどういう接し方、遊び方が水(粋)であり,月(野暮)であるか,遊女の心情は如何なるものであるかを,客と遊女の一問一答の形で述べている.遊女の評判や心得については寛文年間に刊行された遊女評判記、「秘伝書」があり,本書に紹介されている花魁の知識や述懐にはこの本からの引用が多い。

江戸の遊廓については「吉原細見」のように幾つもの紹介書が刊行されているが,難波の遊廓のしきたりや遊び方を実在の花魁の口述のような形で取りまとめた本というのは珍しく,かつ大変貴重である。このような稀覯書が文庫本の形で手軽に読める,というのも誠に幸せなことである。ただ「手軽に」、とは言っても、何しろ江戸時代の,廓という特殊な世界で話される言葉であり、そのつど注釈に頼らなければ理解できない書である。
大石陽一
2018年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いです!現代語訳はなく、原文に脚注がついているのみ。でも、読みやすいです。
江戸前期の話し言葉の面白さ、遊里でのやりとりではあるけれども、趣のある言い回し・・。高級な遊女とそのお客(かなり裕福)のなんだかんだなので、すこし上品な感じがするのかもしれません。
人間の心は昔も今もさほど変わらないのかもしれないなあと感心したり、遊里のシステムって結構複雑だなあと思ったり。面白い話はたくさんありますが、身請けを申し出たお客に、「奥様がいらっしゃるでしょう・・?お子様もお二人いるではありませんか・・」と断念するよう長々と諭す遊女の話や、お客の出自が低いほど丁寧に応対し、大名など高貴な身分の人ほど、楽しませるためにわざとふざけたりぞんざいに扱うというテクニックなど、盛りだくさんです。
歌舞伎や日舞などに遊郭の話がよくでてくるので、どういうものか知るために読みましたが、大衆化が進む前の遊里は華やかな話がいろいろとあったのかなあと思いました。女性にとっては苦界であることに変わりはないんですけどね・・。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代語の用語の解説が下の段についてるが、これがまた読みづらい。また文章全体の現代語訳はなし。どうせなら古文のページと現代語訳のページの二本立てで出版して欲しい。古文自体はセンター試験レベルだと思うが、別に今更、受験勉強をしてるわけじゃないので単にうざいだけ。(そもそも、この本が試験問題になるとは思えないがw)当時の庶民文化を知りたいだけなので、現代語で淡々と読みたいものだ。
2017年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前に持っていたものを、旅先で置き忘れてしまいそのままにしていましたが、久しぶりに読みたくなりamazonに発注しました。知り合いが欲しいと言うので二冊注文してしまいました。
今時は、風俗情報を交換するインターネットのHPが色々ありますが、江戸時代も似たようなものだったのだなあ、と感じます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろい!一気に読めます。味わいながらゆっくり読みたいと、思っても、つい、先に進んでしまいます。遊郭や当時のことがよくわかることは、もちろんですが、遊女の教えには、人生そのものに通じるものがあり、勉強になります。言葉がやさしくても、哲学的に深いことが言えるという好見本。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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